単行本「なんてことないふつうの夜」(祥伝社)6/8発売!
Amazonで装丁デザインがオープンになっていましたのでお知らせを。
きたる6/8(水)、我が人生で初めての単行本が発売になります!
2015年11月〜今年の5月まで祥伝社「FEEL FREE」で連載していた
「なんてことないふつうの夜に」の12話全編と、
単行本用に書き下ろしたおまけ4コマ漫画が収録されています。(A5判/840円+税)
デザインは川名潤さん(prigraphics)が手がけてくださいました。
夜を感じさせ、なおかつ漫画好きにも漫画好き以外にも
手に取りやすいデザインを!というわがままなオーダーに
スマートかつ、夜らしい雰囲気たっぷりのすてきな装丁に仕立ててくださいました。
あとは帯文にも、宝石のように素晴らしい文章を
寄せてくださった方(大尊敬)がいらっしゃいますが、そちらはまた追って….
発売にあわせてミニフェアの実施も検討中なので、
随時情報を告知してまいりたいと思います。
今季、TVドラマでは『重版出来』が放送中ですが、
わたしも「重版出来しました」と言ってみたい!(切実) 売れますように!(直球)
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ふりかえり
なんとなく、仕事で慣れない日々に疲れ、息抜きがてら始めた漫画活動でしたが、
(あらかじめ言っておくと、自分は小中高は絵に描いたような漫画オタクでした)
「ポポコミ」(ブックギャラリーポポタム発行の女性ばかりのコミック誌)の
立ち上げに参加させてもらったり、相澤なつ海ちゃんと漫画サークル「Mt.Navy」を始めたりした
漫画元年2014年、そして本格的に漫画を描くことを意識し始めた2015年。
描けば描くほど漫画の難しさや面白さに気づく日々。
作画しながらとか、ふとした瞬間に「なんで漫画を描くのかな?」と自問自答することも増えました。
ひとつは単純に漫画へのロマンがありますが、それだけだとたぶん続かない。
大好きな漫画から得たもの、感動とか癒しとか、
そういうものを私も描いてみたいし感じてもらえたらなというのがひとつありますが、
これからもっとこう、ふだん言語化されてないことを…なにかこう気づきのあるものが描けたらいいな…
完成した単行本は、「あと20年生きればこんないいことだってあるんだぜ!」って
小学生の頃の自分にドヤ顔で見せつけてやりたいです。それくらいうれしいです。
漫画は描くからにはちゃんと読んでもらいたいですし
読んでもらうからには楽しんでもらいたいですし、
商業での連載、そして単行本化は私にとっては願ってもない機会でした。
これは単行本のあとがきにも書いておりますが、
本作の漫画や、単行本は、たくさんの方の協力がなくては形になりえませんでした、
本当にありがとうございます!
漫画家として、そしてひきつづき一絵描きとして。
日々邁進してまいりたい所存であります。