書籍「私の欲しいものリスト」
【お仕事のお知らせ】
グレゴワール・ドラクール(著)
中島さおり(訳)
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フランスの地方都市で手芸店を営むジョスリーヌ。
愛する夫と暮らし、友人たちとのおしゃべりを楽しむ平凡ながら幸せな日々を送っている。
しかしある日、思いがけないことが起きる。気まぐれで買った宝くじが当選したのだ。
ジョスリーヌは大金を前にして思い悩む――私が本当に欲しいものはなんだろう?ー
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今回、表紙の挿画に、DREAM HOUSEの絵を起用いただくという
うれしいお話をいただきました。
手芸店を営む主人公ジョスリーヌの独白形式で展開されるストーリー。
「私が欲しいものとは。私にとってのしあわせとは」
大金を目の前にして自分を見つめ直すジョスリーヌ。
我が身におきかえて、考えるきっかけもあたえてくれます。
物語の最後には、欲しいものをまとめていたはずが
清々しいほどに身軽になっていて。
なんだかうらやましいなあ…なんて思うのでした。
お話が終始、女性の独白形式ということもあって
著者はてっきり女性かと思いきや、フランス出身の
広告業界で著名な男性クリエイティブディレクターとのこと、
そのあたりの背景も興味深いところです。
この一冊がたくさんの方の手にとってもらえますように。